池澤春菜 ‘はじめましての中国茶’

お茶は暮らしの句読点。」これは、‘はじめましての中国茶’という本の著者の池澤春菜氏の言葉です。確かに、お茶は暮らしに区切りや抑揚を与えるという意味では句読点のようなものかもしれません。そして、お茶にはメジャーな日本茶や紅茶だけでなく、中国茶もあります。ただ、中国茶は種類も色々あり、茶器も独特なので、ほかのお茶に比べて敷居が高い気がします。

‘はじめましての中国茶’は、中国茶に入る前に、緑茶や紅茶も含めた「茶」に関する説明から入ります。そのうえで、中国茶の分類や淹れ方、茶器の紹介をしています。この本は、0から中国茶を楽しむポイントだけでなく、中国茶に関する歴史についても解説しています。特に中国茶の歴史に関しては、中国の薬学の祖ともいわれる神農の話も出てくるくらい昔に遡っています。

余談ですが、個人的なイメージの神農というのは、そこら辺に生えていた植物などを片っ端から食べて、自身の身体に生じた反応を「神農草本経」という本にまとめた、スゲー奴なのかヤベー奴なのかよく分からない神様なのに体を張っているというイメージしかなかったのです。しかし、‘はじめましての中国茶’を読んで神農の文化的な一面を知りました。

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